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◆職種:訪問介護員・ヘルパー

◆所属:ホームヘルプステーション四恩園(訪問介護)

インターンから正職員へ

◆勤務歴:1年~道都大学在学中からインターンシップでグループホーム四恩園にて勤務。卒業後に入職しヘルパーステーション四恩園にて勤務。

福祉職を志したきっかけ

最初は子どもの頃にパラリンピックがあり、障害があっても努力や考え方次第で社会のバリアや障がいを感じさせることなく世界で戦う選手たちを観て心を打たれたことです。中学3年生になり進路を考えた時、直接“人”と関わってその人の生活を良くしていく“福祉”という仕事に惹かれ進路を決め、大学では相談援助職を専攻しました。

インターシップについて

大学2年生とき、実際の介護の現場や入所施設での生活について学びたいと思い、グループホーム四恩園にて有償型インターンシップに参加、卒業まで2年半経験させていただきました。それまで介護は未経験で最初はアルバイト感覚でしたが、実際に働いている介護職員の動きや技術を一から学び、お客様と直接触れ合いながら支援できる介護職の魅力を感じました。また、ご家族とも関わらせてもらうことがあり、介護をするご家族の気持ちや思いを肌で感じることもでき、大学で学ぶだけでは経験できない貴重な体験となりました。

今の勤務を選んだ理由

大学では相談員になるために勉強し資格も取得していたので、介護職員になるとは思っていませんでした。しかしインターシップの経験を通じ、いずれ相談員になった時に介護の視点を持った相談員になることが大切と感じ、悩んだ末に介護職員を志望しました。グループホームでの介護は経験させてもらっていたので今度は在宅での介護を学びたいと思い、訪問介護ステーションのヘルパーを選ばせていただきました。

仕事内容

お客様のおうちへ訪問し、掃除や洗濯、食事の準備などの生活援助をしたり、入浴や排泄介助などの身体介護をしたりと、お客様がおうちで生活を続けられるようお手伝いしています。多い時は1日に延べ10軒くらいのおうちを訪問。お客様の家にあるもので支援を行う難しさと、お客様ごとに合わせた支援を模索できる楽しさを感じながら、時に地域のお祭りに参加してお客様やご家族と交流を深めています。

職場の環境

ベテランのヘルパーが多く、20年以上経験のあるヘルパーもたくさんいます。同世代がいないので寂しさはありますが、何かあっても誰かに聞けば必ず一緒に考えてくれる頼もしさと温かさがあります。長く続くヘルパーステーションだからこそ色々なケースに対応した経験があるのだろうと感じ、難しいケースがあってもみんなで意見を出し合って考える、そんな職場です。

やりがい、仕事を頑張れている理由

ヘルパーは基本的にお客様のおうちに1人で訪問しますが、訪問中にあった出来事は記録に残し、他のヘルパーやリーダーが日々確認してくれます。複数のヘルパーが交代で入るお客様の場合には特に、その情報共有が大切だと感じています。実は初めの頃は、毎日テストをされているようにも感じていましたが、今は他のヘルパーはこういう時こういう支援をするのだな、このお客様はこんな特徴があるのだなと、過去の記録やそこから学んだ知識を元に毎日確かめられるのでやりがいを感じています。他のヘルパーや他職種と連携し、自分一人で支援している訳ではないと感じられることが仕事を頑張れている理由だと感じます。

全国のヘルパーの年齢割合

20歳未満
20~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70歳以上
20歳未満 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上
1% 6% 14% 25% 28% 20% 6%

令和6年度「介護労働実態調査」結果の概要について より

ヘルパーは若い人が少ないイメージ…

ヘルパーの仕事を少しずつ覚えていく中で、頭では難しいと思っていたことが実際にやってみるとすんなりできたり、想像していなかったことが起こって悩んだりすることもありました。でもやっていて楽しいし、やりがいを感じることができるのでヘルパーの仕事内容を同世代の人達にもっと知ってもらいたいです。機会があれば大学で情報を発信することができたらいいなと思います。

●プライベートの楽しみ

編み物と運転をすることが好きで、休日はドライブをして遠出をしたり1日中編み物をしたりしています。出先でおいしい物を食べたり、自分で編んだものを身につけたりして日々癒されています。休日はなるべく家事をしなくて良いように、夜勤前や早番の日の帰宅後に家事をやってしまうことが多いです。就職を機に実家を出たので、自分好みの家具やインテリアでおうちづくりももっと楽しみたいなと思っています。

もっとお料理が上手くなりたい
趣味の編み物
お仕事を考えられているみなさんへメッセージ

介護や福祉を志しているだけで、「えらい」「すごい」と言われることがあります。それだけ、あまり良いイメージを持たれていない、あるいはよく分からない仕事なのだと感じています。でも、人の生活や人生の一部にここまで寄り添える仕事は決して多くありません。家族でもない私が、このお客様のこんな笑顔を、こんな瞬間を見てしまって良いのかなと思うことがありますが、そんな瞬間に立ち会える喜びを感じられている自分がいるのだと分かり、温かい気持ちにもなります。仕事で辛いことがあったとき、癒してくれるのもまたお客様だったりもします。まだ経験の少ないない私が言うのもおかしいかも知れませんが、働き方や環境は少しずつ変わってきているはずです。表面的なイメージに捉われることなく、ぜひ一度、現場の空気を感じに来て欲しいなと思います。

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